Methodアプリを使って本格的な写真生成を進めるためのユースケースのご紹介記事です。
昨今、MidjourneyやNano Banana、ChatGPT Images 2.0などの進化によって、綺麗な画像を生成すること自体はそれほど難しくない時代になってきました。
一方で、誰でも狙った世界観の画像、人の心に響く画像を簡単に生成が可能になったかというとそういうわけではなく、簡易なプロンプトでは一見綺麗ではあるものの平均的な写真が生成されやすい特徴があります。


いかがでしょう?どちらも綺麗な写真ではあるのですが、簡易なプロンプトで生成した写真はストックフォトなど汎用的な場面で見かける写真に近いような印象があります。 バスに乗っていることは伝わるけど、見た時に何か感情が動く印象は感じづらいのではないでしょうか。
一方で2枚目の写真は、もちろん見る人により感じ方は様々ですが、どこか普段の喧騒を離れた場所に旅をしたくなるような、そんな気持ちを感じられるのではないでしょうか。
狙った世界観の写真生成には長く複雑なプロンプト設計が必要
クオリティの高い画像、狙った世界観の画像を生成しようとすると、色味、構図、被写体、カメラアングル、ライティング、質感の指定など長く複雑なプロンプト設計と向き合うことが不可欠になってきます。
例えば、先ほどの2枚目の写真の生成は以下のプロンプトを使っています。
以下の要素を持つ写真を生成してください。masterpiece, best quality, high resolution, 8kの高画質画像, highly detailed。
▼色味・トーン 深いティールシアン、極ハイコントラスト、退色感のあるフィルムルック
▼色温度 6500K 寒色寄り
▼シーン・場所 電車車内。ボックスシートの窓側に座る人物を斜め前方からミディアムショットで捉える。頭頂・肩上部に少し余裕を持たせる。背景は車内だが、超浅被写界深度で大胆にボケさせる
▼カメラアングル 斜め前方、わずかにダッチアングル
▼構図 被写体の顔と肩上を画面中央やや上に置くミディアムショット。窓側からうっすらと光が差し、反対側は深い影。手持ちカメラ的な不完全構図
▼ライティング 窓側からの逆光が頬・髪・肩にうっすらと柔らかく乗り、反対側はディープシアンに沈む。極ハイコントラスト。レンズフレア・ゴースト・太陽光軸・ライトリークは一切出さない
▼レンズ Summilux 75mm f1.2、中望遠、超浅い被写界深度、背景はクリーミーに崩れるボケ
▼質感 フィルムグレインを画面全体に。肌は透明感のあるクリーンな質感
▼人物の共通条件 肌は透明感クリーン、頬と髪に窓からの光がうっすら乗る、表情は自然で穏やか、わずかな若さと柔らかさ
▼雰囲気 柔らかい静けさ、とろんとした余裕、車窓の旅情
▼画角 16:9 (横長・ワイド)
▼被写体 20代前半の日本人女性 (黒髪・ナチュラル)
▼表情・視線 自然な柔らかい表情で車窓の外を眺める
▼時間帯・光 夕方 (低い[陽が頬と肩にうっすら差し込む)
▼カメラ Leica M10-R
▼ネガティブプロンプト(以下の要素を含めない) レンズフレア、レンズゴースト、ライトリーク、太陽光の光軸、光線、ストローク状の光の帯、焼き付くような強烈逆光、そばかす、肌荒れ、ニキビ、肌のシミ、肌の粒状ノイズ、クリアな背景、背景がシャープ、被写体が小さい、引きショット、単調な水平垂直、AI感、デジタル調のクリアさ、整然とした構図、商品撮影、マゼンタ肌、暖色トーン、思い詰めた表情、中年・40代、頬骨が強め、頬がこけて見える、眼を閉じている、伏し目
この長く複雑なプロンプト作りに取り組むようになると発生するのがプロンプトの管理や修正の手間です。
毎回AIのチャット欄で長いプロンプトを書き直したり、テキストエディタに過去のプロンプトを貼り付けて部分的に修正したりしていると
- どこを変えたのか
- どのワードが効いたのか
- 以前うまくいったプロンプトはどんな内容だったか
などが分かりづらくなりがちです。 そうなると、本来集中したかったはずのプロンプトの質向上に集中できず、その手前の作業や整理で思考や時間のリソースを奪われてしまいます。
そこでMethodは、プロンプトの中身を項目ごとに構造化して管理できるようにすることで、そういった定型的な作業に充てる時間を減らし、プロンプトの質を高めることに集中できるプロンプト管理ツールとして設計しています。
「何を指定すればいいか」を思い出す手間をなくし、プロンプトの質向上に集中する
考えるべき項目をフォーム化

Methodを使えば、まず色味、構図、被写体といった生成に必要な項目をフォーム化し「何を考えればいいのか」を毎回思い出す必要がなくなります。写真生成のテンプレートを用意しておけば、それを開くだけですぐにこのフォームを立ち上げて写真の内容を考える工程に入れます。
また、このフォーム化は新たにプロンプトを作成する時はもちろん、プロンプトの一部を修正したい時も活躍します。 タブから該当項目を選んで該当箇所のフォームを入力し直すだけなので直感的にプロンプトを修正することが可能です。
有効な選択肢を蓄積してキーワードを思い出す

さらに、Methodはクオリティの高い生成に有効だったワードを選択肢として蓄積できるため、意図した世界観を再現性高く作るためのキーワードを思い出しやすい仕組みも用意しております。
たまにしか使わない、けど覚えておきたい単語はマイ用語集へ

例えば木目などの素材の種類、細かな色の名前、どのプロンプトでも使うわけではないけどここぞという場面で使うとぐっと雰囲気が良くなるキーワードってありますよね。そういった時のためにマイ用語集という機能を用意しています。
これはプロンプトやテンプレートとは別にどのプロンプトからも呼び出して用語を思い出したり簡単にコピーできる自分だけの用語集機能です。
考えられる候補をすべて選択肢に登録していたら選択肢欄が冗長になってしまう、複数のテンプレートを使い分けたいが横断して使いたいワードもある、そんな時に活用する機能です。
過去のプロンプトも探しやすく

もちろん、基本的なフォルダやタグ単位でプロンプトを保存・管理や検索機能なども搭載しています。 加えて、プロンプトごとに画像を設定することができるので、生成後にプロンプトんい写真を記録しておけば「あの写真を生成したプロンプトどれだっけな…」と思い出したい時もすぐ呼び出すことが可能です。
画像生成汎用プロンプトセットのダウンロード
以下に、Methodアプリで使用できる写真生成の汎用プロンプトセットを公開しています。ぜひダウンロードして使ってみてください。(要Methodアプリインストール)
以下のような写真生成に効果的な主要項目が含まれており、 項目ごとにデフォルトの選択肢をいくつか用意しているほか、自由に選択肢を追加/削除することも可能です。
- 画角
- 色味
- 時間帯
- 天候
- シーン・場所
- 構図
- カメラアングル
- 被写体
- カメラ
- レンズ
- ライティング
- 質感
- 雰囲気
- オプション
- ネガティブプロンプト
まずはプロンプトセットの項目を組み合わせて写真を生成してみる、デフォルトの項目を活かしつつ独自の選択肢を混ぜ合わせて試してみる、今ある選択肢は全て削除して自分のオリジナルの選択肢だけのテンプレートに昇華させる、など使い方は自由です。
ぜひ、これからの写真生成に活用してみてください。
プロンプトギャラリーもぜひご覧ください
2026年6月現在、まだ整備途上の段階ですが、 Methodで使える写真生成のプロンプトギャラリーも用意しています。
もし気になった画像があれば、プロンプトセットをダウンロードして再現してみたり、使っているキーワードを参考にご自身のプロンプトに取り入れたりなど自由にお使いください。